3:小手島苦満蜂(クマンバチ)戦記

塩爺05小手島苦満蜂(クマンバチ)戦記  

これは小手島での話。  ある朝、小学生の女児が泣きながら登校してきた。
理由は、通学途中の山道でスズメバチに刺された とのこと。  
校長は決断した。「子ども達を守るため敵を撃破しに行く。方法は消防署に訊いた! 」

 

その戦略とは、『ハチは夜は寝ているし、夜露で羽も濡れているので巣から起き出したたところを農薬を吹き付ければいちころ』とのこと。

皆の不安をよそに校長自ら陣頭指揮を執り男子教員が召集され、攻撃隊が結成された。

未明、闇に紛れ作戦決行。 隊は山道の中腹に着く。敵基地を道の脇に発見!  
農薬散布係が早速巣穴から出てモゾモゾ出てくる敵に噴射開始。しかし効果がない。それどころか、林のいたる所から重爆撃機が集まり、我が隊の周りを旋回し始めた。
そして一斉に攻撃が開始された。各々懸命に叩き落とそうとするも、敵機は軽くいなしヒュンヒュン急降下爆撃だ。山道は悲鳴と怒号の嵐。

遂に、隊長に敵機が襲撃。「ああ、ハチのバチや」と私は叫び、隊長の頭に特攻したハチを取り除いた瞬間、今度は我が頭頂に特攻機が。衝撃で坂道を転落していった。  

惨敗を喫した我が隊だが、島には病院もないし学校は始まるで、氷を頭にくくりつけて授業を開始する。まあ激痛が毛細血管を走っていくわ!顔はスイカ頭に変貌するわ!

校長が、消防署に抗議すると「あれは、アシナガバチの話。そりゃ無理無理。 」で終わり。幸い命に別状無かったものの、毒は徐々に回り、我が髪は風と共に去っていったのだった。チャンチャン

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