楽曲紹介:HARUが来た

・作曲コンセプトの要約
雪山にぽつんとただずむ家の中。村に災いがやってきて、子供は一人取り残されてしまう。
それでも、子供はお父とお母の帰り待つ。「春はまだか まだ来ぬか
憎しみに取りつかれた修羅のように、迫りくる豪雪豪風。冬はそこに小さな命あろうと、厳格に牙を剥いた。
しかし、子供は父母の言葉を信じて、ずっと耐え忍んでいた。
父 「冬をこえんと春はこん。人生も同じや。きつくてたまらんこと、ようけ越えな、真の幸せはわからんのや
母 「寒くてツライほど、花は綺麗に咲くんやで ずっと冬を耐えとるんやな

そして、苦しみを耐え忍び、悲しみを乗り越えた子供のもとに春はやってきたのであった・・・。
闇が暗くて嘆くなら、私が太陽(ひかり)になりましょう。
この世が絶望だけならば、君よ希望の火を灯せ。

 

・東北復興のための曲として・・・

 この「HARUが来た」の詩が完成した直後に、東日本大震災が起こってしまいます。
次々に伝えられた悲惨な光景。そんな厳しい状況の中、この曲は被災地支援活動を行っている南中学校生徒会とボランティア部(京極発幸舞連)の、被災地への思いの象徴として、踊られてきたのです。

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また、2012年春・2013年春に、京極発幸舞連は「東北支援-中学生うどん炊き出し隊」の一員として、宮城県石巻市に行き、視察・ボランティア活動を行いました。その際に、東北の方々に「HARUが来た」を披露しました。
東北の皆さんは、私たちの踊りに感動してくださり、この歌の歌詞も大変気に入って下さりました。

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口上と歌詞(スクロールしながらご覧ください)~

 

生きていくってしんどいね。人生って、一人ぼっちで雪嵐の中・・・歩いて行くようなもんだね。
山の奥の雪ん中。小さな村がありました。
ぽつんとたたずむ家ん中 家族は肩を寄せ合って  春が来るのを待ちました。
村に災いやって来て 寄せ合う命の灯火(ともしび)は、チリヂリバラリとなりました。
子どもは一人 膝まづき 吹雪ん中(ふぶきんなか)でただ一人
お父とお母の帰り待つ  「春はまだか。まだ来ぬか」  

ほんのり灯りが灯った。 家族の灯りが灯った  
外は冷たい雪世界。 みんな凍(い)てつく冬世界。
子どもは小さな思い出つむぎ お父とお母の声聞くよ
子 「なぁ・・・おっとう。春はいつくるん・・?」
父 「う~ん。この雪やんだら。やなぁ」
子 「おっかあ。何つくってるん?」
母 「あんたの小さい肩を温う(ぬくう)する羽織りや」
 父 「冬をこえんと春はこん。人生も同じや。きつくてたまらんこと、ようけ越えな、真の幸せはわからんのや」
 子 「ふぅん」
母 「寒くてツライほど、花は綺麗に咲くんやで ずっと冬を耐えとるんやな。」    
春はまだか まだ来ぬか  この子の元へ 春よ来い・・・   

子どもよ。子ども。 笑いなさい 幸せ春を思い出せ タンポポ葉っぱが雪持ち上げて 
花のランプが闇照らす 希望のランプに導かれ 春はおずおずやってる。
うさぎにリスにタヌキやうり坊  雪にもぶれて顔出すよ
チョコチョコチョコチョコ這い出して  溶けゆく雪に足跡残す 
小さい小さい足跡の底 真っ黒大地が顔を出す  
大地を割って草芽吹く 風のリボンが春を呼ぶ   ほんの小さな言葉の光 大きな大きな愛のころも
子どもの心は雪忘れ、 冷たさなんか吹き飛ばし  夢(ゆめ)の世界で家族舞う   

空は一転! 暗黒の雲。 風は豹変! はがねの刃(やいば)   
やって来た。 襲い来る。 夢破る。 冬将軍。
地獄の業火に餓鬼と修羅。絶望の中、群れなし踊る。

ああ 迫り来る 豪雪豪風
憎しみに取り付かれた修羅(しゅら)のごとく
そこに小さな命あろうと 厳格に冬は牙を剥く

冬の世界は吹雪の怒声 
人の波は乱れに乱れ、 絶望・不信・不和がきた。
 怒声と奇声に阿鼻叫喚。人は散り散り。道失って, 雪の嵐をさまよわん。

怒りの大地 闇の雄叫び 物の怪を ひきつれ 
鬼が舞う 夜叉いづる  羅刹舞う。羅刹舞う      

☆天よ。地よ。子どもの願いを聞け!!
春はまだか まだこぬか お天道様は どこかいな   
☆子どもよ。耳をすませてごらん 
春はそこよ すぐそこよ 信じて強く 待とうな
☆春は、そこに来ているんだよ。
黄金の太陽の一太刀 一筋で雲(くも)を 切り裂(さ)く光
春の緞帳(どんちょう)、開きはじめる・・・
みんなおはよう 全てに訪れる春。
野にも山にも春がきた 闇は消え去り光り舞う
苦しみを耐えしのび 悲しみをのりこえて  
ラララララー 笑顔はよみがえる  ラララララー 君の元へ春がくる
君の元へ春がくるー  
冬に耐えた木々の芽の   春を待った人々の 凍った涙に光が注ぐ
冬を忍んだ人々の  おっ母の言葉信じた子どもの心の野原に風そよぐ  

生きてるって素晴らしい。
生かせてくれてありがとう。
ああ聞こえるよ。春の歌。みんな踊ろう。希望の舞い。
闇が暗くて嘆くなら、私が太陽(ひかり)になりましょう。
この世が絶望だけならば、君よ希望の火を灯せ。

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